恒川めぐみ

医療事務を経験し、30代で看護師に。
看護の難しさに悩んだことも。先輩のあたたかい言葉で少しずつ前に進めた。

PROFILE

恒川めぐみ

恒川めぐみ

2022.4.1入社

医療事務などの社会人経験後、看護学校で学び、看護師の道へ

30代で看護師に。地域医療に携わりたくて入職

社会人を経験し、30代で看護師になりました。前職で医療事務として3年間働くなかで、看護師の方々が専門的な知識や技術で患者さんをサポートしている様子を見たのがきっかけです。自分も看護師として、より近くでサポートしたいと思ったんです。その後、3年間看護学校に通い、2022年の4月に入職しました。

たま日吉台病院を選んだ理由は、高齢者医療や訪問看護、訪問医療に力を入れていて、施設との連携が非常に強いからです。前職の仕事の関係で地域医療に興味があり、超高齢化社会におけるケアを地域医療の観点から学べる点が魅力的でした。 

患者さんの尊厳を大切にすることを意識して看護をしている

たま日吉台病院では、チームナーシング制を採用しており、1つ病棟あたり55名の患者さんを、2チームで分担して看護しています。看護師1人あたりの受け持ち人数は約10名で、チーム内で担当する部屋をローテーションしています。 

主な仕事内容は、部屋持ちメンバーとして担当する部屋の看護全般やフリー業務です。午前中は、清潔ケア・点滴管理などを行います。お昼の時間帯は食事介助や食事が食べられない方の経鼻栄養。その後、自分の昼休憩を取り検温などをして、15時ころから看護記録をつけ、申し送りをした後に退勤といった流れです。今年の1月から夜勤にも入り始め、先輩看護師のサポートに携わっています。 

看護をするうえで一番大切にしているのは、患者さんの尊厳と真摯に向き合うことです。たま日吉台病院には高齢の患者さんが多く、なかには認知症などでコミュニケーションが難しい方もいらっしゃいます。しかし、戦争や高度成長期など時代の変化を経験してきた人生の先輩方で、接していて大きな学びがあり、尊敬の念を持っています。研修でも人権の大切さは学びましたが、実際に関わるなかでより強く患者さんの尊厳を意識するようになりました。 

「しっかり看護できているよ」先輩の言葉に支えられた

入職後は、本部で行われた他職種の新卒者との合同研修、院内で行われた2年目の先輩看護師による講義、院外研修など充実した研修がありました。院内での研修は、2年目の看護師がベテラン看護師のサポートのもと、看護技術や失敗事例・成功事例などの経験を解説するというものです。新人看護師と近い目線からの講義ということもあり、すぐに実践に活かせました。 

現場での研修は、まずは先輩看護師の業務を見学してから実践し、振り返るという流れです。時期によって、業務レベルの目標が決まっていて、着実にクリアできるよう取り組んでいました。プリセプター制度を採用しており、1人の新人看護師に2人の先輩がついてくださるのですが、業務中はいろいろな先輩に教わります。プリセプターの先輩は、個別の進歩状況のチェックや、振り返り、メンタル面のサポートなどをしてくださいました。 

看護学校で3年間学んだものの、実際に現場に出ると思った以上にできないことばかりで、最初のうちはすごく落ち込んでいました。でも周りの先輩たちは、できるようになったことを認めて「しっかり看護できているよ」「チームの大切な一員だよ」と声掛けをしてくださったんです。すごくほっとしましたし、自信にもつながりました。

先輩方のようにチームの一員として力になりたい

実際に現場に入ると、看護学校で勉強したことだけでは全然足りません。先輩たちは知識・経験にもとづき、しっかり看護計画を立てていると感じています。同じ疾患でも、患者さんによって症状の出方が異なるので、経験や知識を身に着け、広い視野で看護ができるようになるのが目標です。病棟の先輩方のように、忙しいなかでも、後輩にちゃんと向き合って指導できるようになりたいです。入職当初から、みんなで声を掛け合って協力していく雰囲気があって、先輩方も私が質問するとどんな時も親切に指導してくださいます。 

私はまだまだ助けてもらうばかりなのですが、周りを見て今するべきことを判断しサポートできるよう頑張ります。チームの一員として力になりたいと自然に思える職場ですね。